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ネピリムについて カナンの呪いより

ユースタス・マリンズ著「カナンの呪い」より


近代の歴史は、最古の記録にまで遡って直接の
系譜を調べない限り、理解することはできない、


この記録とは、以前の古い文書が語る
混血人種のことである。
紀元前161年頃
書かれたノアの古い部分を成すエノク書によると、
サムヤザつまりサタンが200の天使から成る
軍団を率いてカルメル山に天下った。
人間の女を遠くから眺めた軍団は、
彼女らを求め、娶った。


この下落した天使の集団は監視軍団と呼ばれ、
人間の妻たちに魔術を教えたが、
ここからネピリムと呼ばれる巨大な人種が生まれた。
ネピリムについては名指しで言及していない


翻訳聖書もあり、
ストロングのコンコルダンス(
聖書語句辞典)にも載っていない。
しかしネルソンのコンコルダンスには
ネピリムが数か所で登録されている。


創世記6・4には「この時、地にネピリムありき}
とあるが、改訂標準版には「巨人ありき」
そしてネピリムの名を挙げていない。
以降これらの巨人は「アナクの子供たち」となった。


民数記13・33には
「我等またアナクの子ネピリムを彼処に見たり。
これネピリムより出たる者なり」とある。
この巨人たちは他民族にとって大きな脅威であった。


申命記9・2では
「誰かアナクの子孫の前に立つことを得ん」
という苦情がある。
しかし巨人も最終的には殺されるか追放された。
「イスラエルの子孫の地の内にはアナク人
一人も残りをらず」(ヨシュア記11・22)


現代の学者はこの人類初期に出現した巨人を
突然変異によるものとするであろう。


特殊な生まれによる習慣や欲望は、
周辺民族に恐れを抱かせた。神への反逆者、
サタンはサトナとも呼ばれ、
蛇の姿になってエヴアを誘惑し、体中に入り、
最古の殺人者カインを生ませたとする神話もある。


ネピリムは他の民族の脅威であったのみならず。
増悪心と凶暴性が強く、お互いに殺しあう
こともあったという。そして殺した者を食し、
この世に人肉食の習慣を残した。


伝説によると、彼らは神に殺され、
主導天使ミカエルは監視軍団つまり天から堕ちた天使
の集団を地中に幽閉したという。