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ネオコンとは

ネオコンとは(馬渕睦夫氏2017年世界最終戦争の正体より)抜粋しました。

ネオ・コンサーバティズム
ネオ(新)コンサーバティズム(保守主義)


1960年代からネオコン思想は存在していた、その中心にいたのは、ユダヤ系知識人、例えば、ジャーナリストのウォルター・リップマン、など、1910年代の後半は社会主義者であったが、後にリベラリストになり、晩年はネオコンになった、社会主義とネオコンは決して左翼と右翼といった矛盾するイデオロギーではない、両者の共通項は、国際主この点がネオコンを理解する上で極めて重要


 ネオコンの起こりは、東西冷戦の下で熾烈な米ソの軍拡競争が展開されていた1960年代の初めに、ケネディ大統領の民主党政権が共産主義ソ連に対して融和的な平和共存政策を取っていたことに反発する民主党内の左派勢力が、共和党に鞍替えしたことに端を発している。彼らはソ連に対して強硬な姿勢を取るべきだとの主張を展開した。


 だからといって、これらネオコン勢力は共産主義(社会主義)そのものに反対していたのではなく、彼らはスターリンの一国社会主義路線に敗れたトロッキーの永久革命路線を支持するトロッキー主義者である、スターリンが唱えた一国社会主義とは、共産主義を実現するためにはまずソ連の社会主義体制を固めることを優先する路線、つまり、ソ連社会主義国家建設にソ連国民のみならず各国の共産主義のエネルギーを向けるという、いわばナショナリズム的な性格を帯びたものである、ところがソ連の社会主義体制建設を優先すれば、当然のことだが、社会主義イデオロギーによる世界統一が遠のくことになり。スターリン主義では世界を早急に共産主義化してソ連の安全を確保することが事実上できなくなってしまう、そこで、トロッキーは世界の共産化こそ共産主義の祖国ソ連を守護することができると訴え、永久革命路線を主張した、永久革命路線とは共産主義による世界統一を目指して、各国での共産主義革命闘争にソ連が積極的に介入することを意味する。このように、ネオコンが共産主義イデオロギーの信奉者であることを私達はしっかりと記憶するべきだ、つまり、ネオコンは彼らの利益を守るために他国への介入(干渉)戦略を旨とする政治集団であるということ。これが、共産主義とネオコンの共通項として指摘した「国際主義」のことなのである、ネオコンの国際干渉主義戦略は、現在にまで受け継がれている。


 当時のネオコンのもう一つの関心はソ連国内のユダヤ人の出国で、1917年のロシア革命を主導したのはユダヤ系の革命家で、スターリンがソ連共産党の実権を奪うまでは、ユダヤ系ロシア人がソ連共産党内でエリートの地位を保持していた。しかし、スターリンが共産党書記長に就任して以来、ユダヤ系革命家は徐々に権力から追われてゆき、スターリンによるいわゆる粛清の犠牲になったのは、多くがユダヤ系であった、従って、ユダヤ系アメリカ人が多数を占めるネオコン勢力は、いわば彼らの同胞であるソ連内のユダヤ人の西側諸国、特にアメリカへの出国を強く要求していたのである。その後の米ソ関係において、ユダヤ人出国問題は貿易交渉や軍縮交渉とリンクされることとなり、


 このようなネオコンの出自に鑑み、現在もネオコンの多数はユダヤ系アメリカ人が占めている。ソ連が崩壊し、ロシアになっても、ロシア内のユダヤ人の待遇に関心を持ち続けているのである。先に述べたウクライナ危機において、なぜネオコンが裏で糸を引いていたのか、これわかる。ユダヤ系ロシア人、とりわけユダヤ系資本家に警戒的な態度を崩さないプーチン大統領が、ネオコンの最大のターゲットであることは、いうまでもない。
現在のネオコン勢力は、トロッキーの永久革命路線(世界統一路線)を受け継いでいる。但し、共産主義革命による世界統一ではなく。グローバル市場化による世界統一ということである。ネオコンがトロッキー主義者というのは、世界統一を目指すイデオロギーの信奉者という意味なのである、ネオコンという新たな「保守主義者」がなぜ世界統一といった革命思想の実践者なのか、現在の世界を読み解く最大の原因がここにあるといえる。



馬渕睦夫★メディアが報じないトランプ大統領演説の素晴らしさを暴露!メディアがひた隠すトランプ大統領就任式の真実!慰安婦問題のカラクリと金の流れ #大高未貴 #馬渕睦夫 #前田有一