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※よくわかる今のロシア、プーチンの考え方※


今の大国ロシアの考え方


(高原ゴウイチロウ氏の動画より概要)


第二次大戦で日本人は300万人、アメリカは30万人、そしてロシアは2700万人が死んだ、なぜソ連でこれだけ死んだのか、ナチスが独ソ不可侵条約を一方的にやぶって当時のソビエト連邦に侵攻した


その時のソ連軍は弱かった、その時ソ連の独裁者はスターリンでした、スターリンは猜疑心が強く、どんなに有能な部下も信じなかった、そして粛清に継ぐ粛清で優秀な軍人はいなくなってしまい、


その当時のソ連軍は弱かった、そこにナチスドイツ軍が侵入し、首都モスクワまであと40キロの地点まで達した、
にもかかわらず、ドイツヒトラーはソ連を倒せなかったのには、
寒さと、ソ連の広大な土地ゆえに兵站を送ることができなかった
それゆえソ連を陥落させることができなかったのである


第二次大戦で2700万人もの犠牲を出したがゆえに、今のロシア人の考え方ができあがった。敵からすぐに攻められないように、自国のすぐ隣に属国を置きそれを干渉国とする
戦略ができたのである。


西側から敵が来るのに備え、東ドイツ、ルーマニア、ハンガリーを置くことによって干渉国とした、もし西側と戦闘があっても周辺国によってくいとめることが戦略となった


そしてソ連時代、共産革命によって次々と周辺国を共産国としていったが
一番最初に手を付けたのが国境のすぐ隣の国であった、
アジアには北朝鮮を作った、そして偽の金日成を送り込んだ(本名、金成柱)
この金日成を名乗った人物は四人いた、


何故ソ連は北朝鮮に関わったのか、それは韓国に米軍がいたから、


とにかく国境付近に自分の言いなりになる国を作ることがソ連の目的である
先の大戦でソ連は国境突破されて非常に忘れがたい苦しみを味わった、
それで国の隣にコントロールできる国をクッションとしておく戦略ができたのである。


今はプーチンが大統領、彼はKGB出身で、勤務していた東ドイツでベルリンの壁の崩壊をみた、それから二年後にソビエト連邦が崩壊した、


ソ連が壊れてほんとうに厳しい時代になった、自殺率世界第二位の国、国民の平均寿命が50歳代になったり、出生率も下落したり、そしてハイパーインフレが起こった、


そのときの大統領があのエリチンである、これがまた最悪の大統領、
ソ連時代に家来であった国々はEUに入り、NATOに入り、バルト三国もNATOに入った。
そして気が付くと国境付近の国々は敵国となってしまった。


そのうえウクライナまでもがEUに入る、といったためプーチンの怒りが爆発した


そしてそのプーチンの考えていることは何か?これが重要である。
プーチンは“”ソ連時代の栄光をとりもどす“”と言い放った。


二度とあのような悲惨な目に合わないとの意思をもっているのが
この独裁者プーチンである


かれは、政敵をことごとく潰し(暗殺などで)独裁者を目指している。


そして今、力を入れているのが中東問題、具体的にはシリアのアサド政権を守り抜く
と決めている、
なぜシリアがロシアの国益になるのか、


一つは、IS(イスラム国)問題、これを空爆している、シリアにはISでない反アサドグループもいる、


ISの主力メンバーにはロシア人がすくなくとも2500人はいる、
IS旗揚げ時にチェチェンのイスラム過激派が義勇兵として参加した、
そして今日まで戦ってきた、この連中がロシアに戻ってきたら、ロシア国内はテロだらけになってしまう、そうなると大変だ。。


それでプーチンはISを空爆してきた、そのようにISを徹底的にたたくことによってプーチンの人気が上がってきた、
イスラム国(IS)をたたくことはロシアの安全保障問題である、
これは国内問題であると考えている。


このロシア南下政策を唯一抑えることをできるのがアメリカであるが
アメリカはこれまで中東に対しての関心がうすれてきた、 


これは特にオバマ政権時に、オバマは「何もしない政策」をとってきた、
そして、オバマはアフガンとイラク戦争をやめるということでアメリカ大統領になった、
その結果2013年に二度にわたって、アサドはサリンを使ったが
これにもオバマは介入しなかった。


そしてオバマはアメリカはもう “”世界の警察をやめる“” と宣言したのである
そしてこれを契機に
ロシアはクリミアにはいり、
中国は南沙諸島開発に入った。


アメリカが中東に関心を持たなくなったの最大の理由は
アメリカで石油がとれるようになったことである、


(余談ですが)
この石油といえば、日本がなぜ大東亜戦争に突入したのかといえば、
日本は80%の石油をアメリカに頼っていた、
そしてアメリカが日本に対する石油をストップした、
それでこまった日本はインドネシアからタンカーで運ぼうと考えただから
やられる前に
太平洋艦隊の母港であるハワイ真珠湾を攻撃した。。


※ さてロシア問題にもどって


今、世界最大の産油国はアメリカです。
ロシアのもう一つの問題は、
シリアの二か所に上のほうのラタキアにと下のタルトスに
巨大な軍事基地を作り、下のタルトスには黒海に展開していた最新鋭の艦隊を
タルトスの港にいれて、
地中海の艦隊から巡航ミサイルを発射し、
ISや反アサドの拠点を攻撃している。


そして今はミサイルを東に向けているが、これを北に向けたらどうなるか、
地中海はヨーロッパの下っ腹であるので、
ヨーロッパを恫喝権勢でき、地中海を抑えることができる
この空軍、海軍施設を提供しているのがシリアである、


つまりなぜシリアのアサド政権を支えるのかと言うと、
中東においてロシアの覇権を確立するための重要カードがシリアなのである