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日本が配備するスタンドオフミサイルは巡航ミサイルではない。遅れていたのです。


少し前、小野寺防衛大臣が発表したのはイージスアシュア導入ととスタンドオフミサイル導入でした。
このスタンドオフミサイル巡航ミサイルはそもそもが違うのです。


スタンドオフミサイル(長距離弾道ミサイル)
おもに、艦船や離島などの攻撃に使われます。なので、日本からピョンヤンを攻撃する目的に使われるものではありません。


スタンドオフ
(「スタンドオフという意味は敵の迎撃領域から離れていること」という意味です。
これは相手の防空網の射程外から発射するものです。)
弾道ミサイルは高度数百キロまでをロケットによって飛行し、その間、速度や角度を調整して目標を設定、燃料の切れるとロケットは切り離され、弾道だけが惰性によって無誘導のまま目標まで飛行する、というものです。ICBMも弾道ミサイルです。


弾道ミサイルは巡航ミサイルとは異なり、ロケットエンジンで一定の高さまで上昇した後は弾道を描きつつ自然落下で目標に到達するミサイルのことです。
航空機などから発射されるので、スタンドオフミサイルと巡航ミサイルとの認識があるのは事実ですが、厳密には違います。


巡行ミサイルと弾道ミサイルのエンジンの違い
この2つのミサイル、上記のような違いの他にエンジンも根本的に違います。
上記の通り巡行ミサイルはジェットエンジン弾道ミサイルはロケットエンジンを搭載しています。


この2つの違いを簡単に説明すると、ジェットエンジンは空気が必要なのに対してロケットエンジンは空気が必要ないということです。
そのため大気圏をでても推進することができます。ジェットエンジンは空気を取り込んで燃料を燃やしますが、ロケットエンジンは酸化剤を用いて燃料を燃やすため空気が必要ないのです。
空気が必要か必要でないかは、大気圏を突破して宇宙空間まで飛ばす時に重要になってきます。宇宙には空気が無いからです。


巡航ミサイル(トマホークなど)
低空で敵のレーダーを掻い潜って自ら地形などのデーターに基づいて目標を爆撃するミサイルでジェットエンジンなので、無人ジェット機のようなものです、自らコースを選び事前の地形データに基づき目標物を正確に攻撃します。アメリカのトマホークがそうですこれは一機、〇億円だそうです。


巡航ミサイルは150mほどの低空で目的地に向かうため、レーダーに捕捉されにくく、これを迎撃するのは大変むつかしいために兵器としては大変有効なものです。


小野寺防衛大臣は一言も巡航ミサイルとはいっていないのですが、これと勘違いして。
怪しからん。という左翼。。いろいろ。。。
保守の人も、勘違いしている人がおおいです。


もちろん巡航ミサイルを持てば、北朝鮮には大変な圧力をかけられますのでトマホークなど導入してほしいです。日本でも独自に巡航ミサイルは開発されています。


今まで、スタンドオフミサイルのような航空機などから発射するミサイルも日本にはありましたが、その射程距離がずいぶん短く、このままでは、離島の奪還や、敵艦が日本領海に入ってきてもこれを撃墜するには全く不備でした、あまりにも射程の短いミサイルしかありませんでした。大変遅れていたのです
そのため急遽、このスタンドオフミサイルを遅ればせながら導入するとのことでした。


上念司さんは、歯切れがよく、きもちいいですね。。。



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